キャリア契約をすると、SIMロックがかかってしまうのは難点だが、SIMロックは一括払いであれば即時、分割払いであっても購入後101日目以降に解除可能。この点も、キャリアショップで購入するのと変わりはない。
しかも現在、Apple Storeでは、キャリアの契約を結ぶことで割引を受けられるキャンペーンが実施されている。対象になるのはiPhone 11とiPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Maxの3機種。
iPhone 11の64GB版の場合で7万3480円になり、SIMフリー版の価格と比べると、9000円程度安くなる格好だ。iPhone 11の販売価格が最も高いauとの比較では、約1万7000円安くなっている。オンラインのApple Storeは対象外で、店舗のみのキャンペーンだが、番号ポータビリティの利用などの面倒な条件はないため、気軽に利用できる。
2. 決済サービスの還元キャンペーン、家電量販店を活用
キャッシュレスサービスの普及を後押しするため、決済サービス各社が大盤ぶるまいのキャンペーンを実施している。もともとの金額が大きいだけに、iPhoneを購入する際にはぜひ活用したい。例えば、現在、三井住友カードが新規入会キャンペーンとして、最大8000円まで20%還元を実施している。Apple PayにiDを設定すれば、さらに2000円分の利用額がタダになる。2月3日からは、カードデザインを刷新するのに合わせ、1万2000円までの20%還元を行う予定だ。
そのため、三井住友カードでクレジットカードを作り、手持ちのiPhoneにiDとして設定すれば、合計で1万円分が還元される。Apple StoreもiDでの支払いに対応しているため、先に挙げたキャリア契約での割引額からさらに1万円安くiPhoneを手に入れられることになる。
1万円還元を受けつつ、キャリアと契約をすれば、iPhone 11は実質6万3480円からと非常にリーズナブルになる。高機能なスマホとは思えないほどの安さだ。下取りを組み合わせればさらに金額は下がる。
クレジットカードの新規発行は少々ハードルが高いかもしれないが、そのようなときはコード決済にも注目したい。一例を挙げると、auの提供する「au Pay」は、1月13日まで家電量販店で20%還元キャンペーンを実施していた。毎月「3」のつく日に20%還元を行う「三太郎の日」にも、有料サービスのauスマートパスプレミアムに加入していると5000円まで20%還元を受けられる。
また、Origami Payは銀行口座からの引き落としの場合、3%の割引を受けられる。決済可能な金額は10万円までだが、iPhone購入時にも利用可能。実質的に、3000円の割引を受けられる。
残念ながら、Apple Storeはコード決済に対応していないが、このようなときは多彩な決済サービスに対応した大手家電量販店の出番。例えば、ビックカメラの場合、ここで挙げた決済サービスはすべて利用でき、しかも一部店舗ではキャリアモデルだけでなく、SIMフリー版のiPhoneまで販売している。キャンペーンは期間限定のものが多いが、恩恵も大きいだけに、ぜひ活用したい。
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