働かないオジサンの「満たされない」キモチ 人生後半戦は「人生を2回生きる」ことで乗り切る

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どこの職場にもいる、「働かないオジサン」――若手社員の不満が集中する彼らは、なぜ働かなくなってしまったのか? 「どこの職場にもいる」ということは、何か構造的な問題が隠れているのではないか? ベストセラー『人事部は見ている。』の筆者が、日本の職場が抱える問題に鋭く迫る。
「満たされない」キモチを抱え、今日も会社へ向かう。(画像はイメージ。撮影:今井康一)

「満たされない」という気持ち

私が朝日新聞beに連載していたコラム「こころの定年」に対して、次のようなご意見をいただいたことがある。

「何か熱中できるものはないか……」と焦燥感にも似た思いに駆りたてられてはいますが、実際には仕事もあり、なかなか見出せないという状況です。仕事に熱中できる人や出世が生きがいと思える人が羨ましいとつくづく思うときがあります。
でも「それじゃ僕は不幸なの?」と自分に問いかけると、回答はハッキリNOです。
幸いなことに生活には困っていない。家族関係も順調、娘も伸び伸びと育っている。マイホームを建て、車も当然のように持っている。会社でもそれなりの役職を得ている。
仕事のストレスは少なく、人間関係にも大きな悩みはない。「どこに、何の不満があるの?」という感じです。
でも、ただ「満たされない」。そう、「満たされない」という表現がピッタリなのです。
私の「何か熱中できるものはないか……」という焦りの中心は、この「満たされない」という感情なのです。

このメールの書き手であるAさんは、50歳になる大手企業の関連会社の部長職である。

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