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「GRヤリス」乗ってわかったトヨタの本気度 20年ぶりに復活した「スポーツ4WD」の実力

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モリゾウこと豊田章男社長が運転訓練に「スープラ(80系)」を用いていたことは有名だが、実はAWDの運転訓練はセリカGT-FOURではなくスバル「インプレッサWRX STI(GRB)」で行っていた。

豊田社長は「ラリーの練習に励んでいた経験から、スバルのすばらしいAWD技術を肌で感じてきました」と語るが、その裏を返すと「セリカGT-FOURでは通用しない」と感じていたのだろう。

齋藤氏は「これはトヨタのエンジニアにとっては非常に悔しい出来事でした。しかし、われわれにスポーツAWD作りのノウハウがないので仕方ないですよね……。この悔しさも開発の糧となっています」と語る。

では、具体的にどのようなクルマに仕上がっているのだろうか?

今回、世界初公開に合わせてマットブラック仕様の専用エクステリアを採用する初回限定モデル「First Edition(グレードはRZ、RZ“High-performance”の2つ」の予約がスタート(6月末、正式発売は夏頃予定)となった。そこで、現時点で明らかになっていることを中心に解説していきたい。

3ドアのワイドボディに大径タイヤを装着

5ドアボディよりもドアの枚数が少ないことによる軽量化に加えて、WRCのレギュレーション「ホイールハウス改造の規則」に対して有利に働くそうだ。ただ、単純にドアの枚数を減らしたのではなく、ボディラインも異なり、全高もノーマルの1500-1530mmに対して1460mmと低められる。これは空力を考慮した“機能”のためだそうだ。ちなみにフェンダーは、トレッド拡大(何と86よりもワイド!)と大径タイヤを収めるためにワイド化されており、全幅は1805mmだ。エクステリアは、ベースのヤリスにはない3ドアボディだ。

「GRヤリス」RZ“High-performance・First Edition(写真:トヨタ自動車)

インテリアは、インパネ形状など基本的な部分はノーマルのヤリスと共通だが、専用のステアリングホイールやメーター、スポーツシートが奢られる。最大の特徴は、シフトレバーの前につく、前後駆動力配分を調整するドライブモードスイッチだ。

また、JBL製オーディオシステムや予防安全パッケージ(トヨタ・セーフティ・センス)、大人が乗っても似合うインテリアコーディネートなど、日本のコンパクトスポーツハッチが苦手としていた部分に関しても抜かりはない。

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