トヨタ「新型ヤリス」のデザインは何が売りか

躍動感あふれる姿形を個性として取り入れた

2020年2月ごろの発売を予定してるトヨタの新型ヤリス(筆者撮影)

1999年に発売以来、トヨタ自動車のコンパクトカーの代表格として親しまれてきた「ヴィッツ」が、車名を欧州と同じ「ヤリス」に改めて10月に発表された。発売は来年2月ごろになる見込みだが、それを前にサーキットでプロトタイプ試乗会が行われた。

筆者はこの場で、チーフエンジニアの末沢泰謙(やすのり)氏に話を聞くことができたので、その内容を交えながら新型ヤリスを紹介していく。

「ヴィッツ」を「ヤリス」に変えた理由

まず日本仕様をヴィッツからヤリスに名前を変えた理由について、同氏はこれまでネッツ店専売だったものを全販売チャンネルでの販売に切り替えることにちなみ、ネッツのヴィッツというイメージ払拭を図るとともに、幅広いユーザーに乗ってもらいたいという思いを込めたという。

東洋経済オンライン「自動車最前線」は、自動車にまつわるホットなニュースをタイムリーに配信! 記事一覧はこちら

加えて2年前からヤリスが参戦するWRC(世界ラリー選手権)との関連も挙げていた。WRC用マシンは市販車とは異なる部分も多いが、実戦で得られたノウハウは現行ヴィッツにも反映していたそうで、新型ヤリスでもボディー構造などにWRCでの経験をフィードバックした。

WRCにおけるヤリスは昨年マニュファクチャラーズ(製造者)チャンピオンに輝き、今年はオィット・タナックがドライバーズチャンピオンを獲得している。これだけの活躍を示している車種が、「日本名ヴィッツ」と注釈をつけて紹介されるのはわかりにくい。

モデルチェンジに合わせてヤリスに改名することは、WRC参戦を始めた頃には決めていたそうだ。

次ページコンパクトカーにおけるヤリスの位置づけ
自動車最前線の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 赤木智弘のゲーム一刀両断
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • 新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • グローバルアイ
トレンドライブラリーAD
人気の動画
ウーバーイーツ配達員の過酷
ウーバーイーツ配達員の過酷
イオン「フジ実質買収」で岡田会長が語った未来図
イオン「フジ実質買収」で岡田会長が語った未来図
採用担当者が嘆く「印象の悪い就活生」の共通点
採用担当者が嘆く「印象の悪い就活生」の共通点
ヤマト独走に待った!佐川・日本郵便連合の勝算
ヤマト独走に待った!佐川・日本郵便連合の勝算
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
統合から20年どこでつまずい<br>たのか みずほ 解けない呪縛

みずほ銀行が相次ぐシステム障害で窮地に陥っています。その根底には、3行統合から今に至るまで解決できていない呪縛と宿痾が。本特集ではみずほが抱える問題点をガバナンス面や営業面などから総ざらい。みずほは立ち直ることができるのでしょうか。

東洋経済education×ICT