マツダ「新型MAZDA3」のデザインは何が売りか

セダンとファストバック、それぞれの特徴は

5月24日に発売されたマツダ3のファストバックとセダン(撮影:尾形文繁)

ここまで話題豊富な新型車も珍しい。5月24日に国内向けに発売されたマツダの新型車「MAZDA3(マツダ3)」のことだ。

東洋経済オンライン「自動車最前線」は、自動車にまつわるホットなニュースをタイムリーに配信! 記事一覧はこちら

まず車名が変わった。マツダ3のルーツは1963年にデビューしたファミリアで、2003年から翌年にかけて、商用車登録のバンを除きアクセラにスイッチした。それがこの世代から、マツダ・ブランドであることを強調するために、欧米と同じマツダ3というネーミングで日本も売っていくことになった。

ボディが2種類であるのはアクセラ時代と同じだ。しかしセダンがそのままなのに対し、ハッチバックは従来のスポーツからファストバックに呼び名が変わっている。

ファストバックの歴史

ファストバックは1960年代のフォード「マスタング」あたりから使い始めた言葉で、ルーフからリアウインドーにかけてなだらかなスロープでつなぎ、空気抵抗の少ない、スピード感のあるスタイリングとしたものだ。

近年はアウディやホンダがこのスタイルを多用しており、少し前に日本に導入されたプジョー「508」もこの言葉を使っていた。いずれも実用重視のセダンやハッチバックとの差別化を図りたいという目的があるようだ。マツダ3も似たような考えから、ファストバックと名乗ったのだろう。

きれいに仕立てられたドア開口部(筆者撮影)

ニュースリリースでもパーソナルカーという言葉を使っており、ほかのセダンやハッチバックとは違うことをアピールしたいようだ。

しかもファストバックとセダンとではデザインが大きく異なる。共通なのは2725mmのホイールベースとボンネット、グリル、ヘッドランプ、ウインドスクリーンなどに留まり、ドアは前後ともに違うし、ルーフのカーブの具合も異なる。

ニュースリリースでも、ファストバックは「色気のある塊」、セダンは「凛とした伸びやかさ」という異なるテーマを掲げている。

次ページファストバックとセダンの方向性の違い
自動車最前線の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 世相をリアルに映し出す 流転タクシー
  • 看取り士という仕事
  • 就職四季報プラスワン
  • 最新の週刊東洋経済
トレンドライブラリーAD
人気の動画
ANAとJAL、国内線で競り合う復活レースの熾烈
ANAとJAL、国内線で競り合う復活レースの熾烈
富裕層、世代でまったく異なる「お金の使い方」
富裕層、世代でまったく異なる「お金の使い方」
サイゼリヤが「深夜営業廃止」を決断した裏側
サイゼリヤが「深夜営業廃止」を決断した裏側
話題の「30分で絵を描く」秘訣、驚くほど簡単4手順
話題の「30分で絵を描く」秘訣、驚くほど簡単4手順
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
メタバース革命が始まる<br>全解明 暗号資産&NFT

不正流出事件から4年。復活不可能に見えたビットコイン相場は米国主導で活況を取り戻しました。暗号資産を使ったNFTの購入、そしてNFT取引が広がるメタバースにもビジネスの機会が広がっています。日本は暗号資産とどう向き合うのでしょうか。

東洋経済education×ICT