私の話が長くなってしまいました。
さて、あなたのご主人は、なぜ、検査を受けて障害がわかったら子供をあきらめてくれと言うのでしょう。
ご主人の年齢はわかりませんが、あなたが41歳ということなので、ご主人も同年代と考えると、その子が20歳のときには60歳を超えていますよね。その子の自立を支えられる期間が短いことに自信が持てなかったり、先に産まれている息子さんに負担がかかるかもしれないということだったり、懸命に家族のあり方を考え、ご主人なりに思い悩んでいるのではないでしょうか?
「授かる」だけではなくて、「育てる」「自立させる」ということまで考えたときに、父親は現実的にならざるをえないのかもしれません。
「動じない」とまで言い切れないのなら
一方であなたも第2子を授かりたい。もう産める期間は限られているんですもの、あなたにはあなたの思い描く家族のあり方があるんですよね。
「どんなことがあっても、動じない。どうしても授かりたかった子どもだもの!」と言い切れる自信があるのであれば、その気持ちをもう一度しっかりご主人に伝えてみるのがいちばんだと思います。ご主人の真意もしっかり聞いてみましょうよ。話し合うことはまだまだありそうな気がしますし、かえって夫婦の関係が深まるかもしれませんよ。
でも、もし、私と同じように、出産と同時にどんなことを聞いても動じない、とは言い切れない気持ちが少しでもあるのなら、ご主人の言うように、検査してみることもアリなのではないでしょうか。
母として、お腹に宿った命のいとおしさは、何度思い出しても涙ぐみそうになるほどですよね。あんなに幸せな時間があったでしょうか。
自分のような未熟な親にちゃんと育てられるかとか、人の目がやっぱり気になるとか、いろいろな心配をし不安になりながらも、欲しくて欲しくて授かったお腹の小さな命を、あらためて大切に思う気がします。そして、そんな母なるあなたを見ていたら、ご主人もあなたのその気持ちに寄り添いたいと思ってくれるのではないでしょうか。
女性は出産に関するアンチエイジングはできないのだそうです。 産むことのできる期間は限られています。家族のあり方をしっかり話し合って、ご主人の意見にも耳を傾け、検査そのものを頭ごなしに全否定しないで、選択肢としてちゃんと考えてみる。そのうえで、まずは授かることに全力投球!というのが大事かもしれません。
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