結婚・出産で大きく変化する女子の人生は、右にも左にも選択肢だらけ。20代はもちろん、30代になっても迷いは増すばかり。いったいどの道を選べば幸せに近づけるのか? 昨年、東洋経済オンラインに登場、大反響を呼んだ元リクルート“最強の母”堂薗稚子さんがお答えします。
今回は40歳を過ぎての出産を希望する女性より、ご相談をいただきました。出生前診断という、難しいテーマです。
<ご相談>
41歳専業主婦です。39歳で長男を出産、すでに高年齢出産でしたが、息子には兄弟がいたほうがいいし、私も、もうひとり家族を増やしたいと思っています。そこで主人に相談するも、彼は高年齢出産のリスクが心配で、出生前診断を受けてほしい、もし正常でなかったらその時点であきらめてほしい。それなら、2人目を作ってもいいという意見です。
染色体異常の確率が上がる年齢なだけに、私もかなり不安ですが、もし検査結果が陽性だったとしても、お腹の子をあきらめる自信がありません。なので、検査を受けたくないのですが、そうすると夫との間では話がそこで止まってしまいます。
この夏には私は42歳になるため、1日でも早くお互いに同じ方向を向いて、協力することが必要なのですが……。前に進みたいなら、私が折れて、検査を受けるしかないのでしょうか。
姐さんも高年齢出産、2人目を不妊治療されたとのこと。染色体異常の不安などは、どのように考えて出産されましたか?
子どもを持つまで、こんなに2人目を欲しくなるとは思いませんでした。もっと早くに産んでおくべきだったと思います。仕事が楽しく、長年働き、そのあたりをあまり深く考えてなかったのが、いけなかったと思っています。アドバイスよろしくお願いいたします。
(41歳、主婦)
「出生前診断」、私の場合……
高年齢出産。そして、出生前診断。
深いテーマのご相談をいただいてしまいました。
妊娠も出産も「しようと思ったらいつでもできる」と思ってしまっていた若い頃。自分の仕事とてんびんにかけて、仕事を選んでしまった30代。自分で決めたこととは言え、今になっていろいろ考えてしまいますよね。
とても白黒つけられる問題ではなく、死生観にも近い人生観、誰にもわからないご夫婦や家族の生き方などにかかわるテーマなので、あくまでひとりの体験と考えとして、聞いていただけたらうれしいです。
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