●就職人気の第1位は「ソニー」
現在、志望している業界(3つまで選択可)
業界を3つ選択しなかった学生もおり、1人当たりの平均業界選択数は2.82社。
最も志望者が多かった業界は、88人から得票を得た「化学」。直接専攻が仕事に結びつく「化学系」の学生の実に80.7%に当たる50人が志望したほか、「電気・電子系」13人、「物理・数学系」12人、「金属・材料系」10人など、他の専攻系統からも支持された。
次点の「情報処理・ソフトウエア」は、専攻が生かしやすい「情報・通信系」の66.2%にあたる47人、「物理・数学系」13人、「電気・電子系」「機械系」各7人などが選択した。
3位は、「総合電機・家電」と「エネルギー」が57人で並んだ。「総合電機・家電」が「電気・電子系」「機械系」「情報・通信系」などの特定の専攻学生から集中的に票を獲得したのに対して、「エネルギー」は「生物系」を除くすべての専攻学生から支持を受ける形となった。不況期に人気が出るインフラ業界の象徴といえよう。
4位、5位には、「シンクタンク・コンサルタント」「医薬品・化粧品」がそれぞれ1票差で続いた。「シンクタンク・コンサルタント」は、「情報・通信系」の14人をはじめ、すべての専攻学生から得票を得た唯一の業界である。こちらもインフラ系業界同様、不況期にはさらに人気が出る業界の一つである。一方の「医薬品・化粧品」は、「化学系」「物理・数学」で大半の得票を稼いだ。女子学生比率が高い専攻分野で支持を集めたといえよう。
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