中居正広「まさかの動画復帰の噂」が無理筋な訳 道義的な問題だけではない芸風の限界

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中居正広
2024年撮影:東京スポーツ/アフロ

今年1月、元「SMAP」の中居正広が芸能界引退を発表した。元フジテレビの女性アナウンサーとのトラブルが報じられたのが原因である。この件についてはフジテレビ側の対応にも問題があったことが明らかになり、スポンサーが一斉に撤退する大惨事に発展した。

そんな中居が最近になって、YouTubeなどの動画メディアで復帰をするのではないかという噂が流れている。一部週刊誌の記事などでそのことが報じられている。現段階では根拠のない噂レベルの話にとどまっているのだが、はたして本当にそんなことがあり得るのか。現実的に考えると、それが実現する可能性は極めて低いと言わざるを得ない。

中居が自宅に招いた女性に対して具体的に何をしたのかは明らかになっていないが、それをきっかけにして彼女が深刻な精神的ダメージを受けたことはたしかであり、2人の間で起こったトラブルについて示談が成立したのも事実である。フジテレビは女性社員から相談を受けていたにもかかわらず、対応を誤って世間からの信用を失った。

全面的に自身の非を認めたはずだが…

その後、中居自身も引退を表明して、「これで、あらゆる責任を果たしたとは全く思っておりません。今後も、様々な問題に対して真摯に向き合い、誠意をもって対応して参ります。全責任は私個人にあります。改めて、相手さまに対して心より謝罪申し上げます」と全面的に自身の非を認めるコメントを発表した。

今後、彼が復帰を試みるのであれば、当然ながらこの騒動に対する説明責任が発生する。全責任は自分にあると言い切った人間が、どういう理由で復帰ができると考えたのかということを、自らの言葉で説明しなければならないはずだ。

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