子どもの「読解力」を一気に上げる親の声かけ 目の前の文章を理解して解かせるには

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家庭での教え方が悩ましい国語。目の前の文章をどのように読んでいけばいいでしょうか(miya227/iStock)
「うちの子。国語ができない!」「国語、もう間に合わない!?」
成績が伸びるまでに時間がかかるといわれる国語読解ですが、はたして本当でしょうか。この10月からでも確実な得点につながる「読み方」「解き方」があるのです。実は国語こそ、家庭で伸ばせる科目。今回は拙著『最速の国語読解力』から一部抜粋して具体的方法を紹介していきます。

親の「声かけ」と国語読解力の意外な関係

大手中学受験塾で約10年間、国語を担当してきた金子香代子と申します。

さて、国語の家庭学習はどのようにされていますか。

皆さんの中には家庭教師をつけているご家庭もあるかと思いますが、中学受験をする子がまず真っ先に身に付けたい科目は算数でしょう。実際、算数の家庭教師をつけているご家庭は非常に多いのですが、残りの科目といえば「家族で分担」なのではないでしょうか。4科目につけられればいうことありませんが、そういうわけにもいきません。理科はお父さんの担当、社会はお母さんの担当。そして国語は……?

担当者不在です。国語は後回しのパターンが非常に多いのです。「まあ、日本語だからなんとかなる」という幻想が後回しの理由の1つです。もう1つの理由は、「国語の教え方がわからない」というもの。親から言えることは、「よく読みなさい」くらいでしょう。そこが皆さんのお困りのところかと思います。

この悩ましい国語という科目。いったい、どのように目の前にある文章を読んでいけばいいのでしょうか。

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