3日で「話すように書ける」衝撃の作文のコツ 子どもたちがつまずく意外なカベ
瞬間作文法では、「話す」ことと同じくらい自然に「書く」こと、原稿用紙が配られた瞬間からスラスラと鉛筆を走らせるようになることをゴールにしています。
子どもたちの悩みのほとんどは「助詞」
瞬間作文法で最も特徴的なのが、「助詞をなくす」ことです。ここが、従来の指導法と大きく違う部分です。助詞とは、
・友だち“に”話す
・友だち“が”話す
といった、言葉と言葉をつなげるもの。話し言葉では、この「助詞」の存在は曖昧でアバウトです。子どもたちが「話す」ことと同じように「書く」ことができないいちばんの原因は、この「助詞」の存在なのです。
多くの場合、作文に正解はありませんが、「助詞」だけは、正解・不正解があります。例えば、「友達“が”プレゼントをくれた」は正しいけれど、「友達“から”プレゼントをくれた」は間違いです。
書けない理由①の、「正しい言葉を使えているのか心配」という子どもたちの悩みは、ほとんど「助詞」によって生まれているといっても過言ではありません。
ですから、作文を書くときは、子どもたちを「助詞」から解放しましょう。助詞がなければ、どんどん文を長くつなげられ、「話すように書く」ことができるのです。
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バラの花 たくさん 買った
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バラの花 きれい たくさん 買った
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バラの花 すごく きれい たくさん 買った
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バラの花 すごく きれい たくさん 買った るんるん
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バラの花 すごく きれい 「ほしいな」 たくさん 買った るんるん
このように、単語をどんどん増やしてつなげていけば、たとえ1年生でも、全員すぐに100文字、200文字の文を書くことができるようになります。助詞の指導はそれからでも十分です。
助詞の指導を後回しにすることを心配される方もいるかもしれませんが、長年作文を指導してきた私の経験上では、まったく問題ありませんでした。
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