3日で「話すように書ける」衝撃の作文のコツ 子どもたちがつまずく意外なカベ

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話すように、簡単に作文が書けるようになるコツとは?(写真:Graphs/PIXTA)
お子さんの夏休みの宿題である「作文」や「日記」、「読書感想文」に苦戦したご家庭も多かったのではないでしょうか。子どもに「書き方を教えて」と言われても、親としてどこから教えていいのかわからない、という声も聞こえてきます。
そこで、「3日間でクラス全員がスラスラと作文を書けるようになる」と話題の作文授業を行う安藤英明先生に、「話すように書く」ためのポイントを聞きました。『小学校6年生までに必要な作文力が1冊でしっかり身につく本』にまとめられた、そのメソッドとは?

「書けない理由」を1つずつクリアにする

作文は難しい。子どもにとってはハードルが高い。そう思いますか?

実はそんなことはありません。みずみずしい感性と好奇心を持った子どもたちは、日々さまざまなことを感じ、考えています。その証拠に、例えば、運動会や学芸会の次の日、「昨日はどうだった?」と子どもたちに聞くと、「ここが楽しかった」「あそこで緊張した」など、生き生きと話し出します。

それを文字にすれば、まだつたないながらも1つの作文になるわけです。けれども、「今、話していたことを作文に書いてみようか」と投げかけると、突然、しーんとなります。話すことはできるのに、書くこととなると「方法がわからない」と言うのです。

こういった経験から私は、「子どもにとっていちばん負担のない書き方は、『話すように書ける』ことではないか」と思うようになりました。

では、子どもたちが「話すように書けない」のは、なぜなのか。話し言葉と書き言葉の違いとは……。それを日々考え続けるうちに、子どもたちの「書けない理由」は、主に次の5つに集約できると思うに至りました。

② 正しい言葉を使えているか心配
②言葉が思い浮かばない
③どうやって書くのかわからない
④文をうまくつなげられない
⑤原稿用紙を埋めることが難しい

これらの「書けない理由」を1つひとつクリアにするのが、安藤式「瞬間作文法」です。

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