月間160万PVを誇るブログ「No Second Life」を毎日書き続け、初めての書籍『ノマドワーカーという生き方』を出版したプロブロガー・立花岳志さん。17年間勤めた会社を辞めてブロガーに転身した経緯や、ノマドワーカーとしての働き方についてお話をうかがいました。
独立するのが夢だった!
なぜ、それまで勤めていた会社を辞めてまで、「ブログをきっかけに人生を劇的に変化させたい」と考えたのですか?
端的に言うと独立をしたかったからです。もともと「会社員でいたくない」という願いが昔からありました。でも、独立して何をして食べていくかというのが大問題だったのです。
翻訳会社に勤めていましたので、フリーランスの翻訳者さんと仕事をするうちに、フリーの世界がどういう世界だということはよくわかっていました。
フリーの世界では独立した瞬間から一人前として扱われますし、独立した瞬間に十分なスキルがなければ落ちこぼれるというのを嫌というほど見てきました。
ところが私は、サラリーマン時代にはジェネラリスト(総合職)でした。会社では営業マン、そしてマネージャーになりましたので、専門技術は持っていないわけです。
文章を書くのは好きで、小説講座にも通っていましたが、会社では営業とマネジメントが仕事でしたから、翻訳・著述という専門的な技術力はありませんでした。
じゃあ会社を辞めて何をやって食べていけばいいのか考えると、まったく手がかりがありません。そうなると独立はどんどん遠のいてしまいます。
そこで、経験がなくてもすぐに始められ、比較的早く効果が出てるブログで手がかりをつかもうと思い立ちました。会社を辞める3年前の2008年のことです。
また素人の自分が好きな「書くこと」に進むルートは、ブログがいいのではないか、と思ったわけです。
独立したいという気持ちは、いつ頃から持っていたのですか?
両親ともにジャズのミュージシャンで、父はテナーサックス奏者、母はピアノの弾き語り。さらに祖母もクラシックの歌手で、祖父は画家でした。ネクタイをして電車に乗って会社に行くという人が家にいない環境で育ちましたので、もともとサラリーマンになることは想定していなかったんです。
ところが、高校、大学を卒業すると、まわりはみんな就職していくじゃないですか。でも私はフリーの翻訳家になろうと思っていたので、大学を出て専門学校で1年間みっちり勉強してみたら、なんと翻訳があまり好きではない、ということがわかったのです。
翻訳家にならないのなら何になるんだ?と悩んでいたころ、バブル崩壊で実家が借金を抱えてしまい、私が就職せざるをえなかったのです。
ところが会社で働き出すと、「ここは自分の居場所でない」というような気持ちになり、早く独立したいと思っていました。
それでも17年間も会社勤務を続けた理由は?
何かでプロになっていないと独立できないわけですが、営業マンからジェネラリストコースまっしぐらで、自分の考えていること、進みたい方向と逆方向に行っていました。
それで小説を書いたりして、その溝を埋めようとしたのですけれど、埋めきれませんでした。その後、結婚したりするうちに、日常の忙しさに紛れてそのままグズグズになっていってしまいました。
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