まるで動物園「中高生への過保護」が生む悪循環

手を離せず再び「枠」にはめようとする親たち

この3つのどのルートを選択するのかは、親の判断になります。

しかし、親としてはコース1の広い牧場拡大型を選択したいと思いながらも、目の前の子どもの状態を見ると、いつの間にかコース2の動物園型に戻ることがあります。まさに、内田さんはこの状態にあります。

では、どうすればいいでしょうか。ここからが重要です。

これまでずっと子どものことを心配し続け、八方手を尽くしてきた人にとって、いきなり方向転換をすることは難しいですが、変わるための“きっかけ”をつくることはできます。それが次のことです。

親は“牧場経営”をすると決めること

「今、私がやっているのは動物園経営だった」と自覚し、それをやめて、牧場型にすると「決める」ことです。多くの場合、「決める」ことをしないため、いつまでもズルズルになっていくのです。

牧場のイメージを作ってみてください。そして、その中で自由に活動している動物たちを思い浮かべてください。もし自分もそうされたら自由に行動しつつも、大きい枠の中で安心、安全がある状態で楽しめるはずです。

きっかけとは、「決める」ことです。ここからすべてが始まります。ぜひ決めてみてください。

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