「叩いてしつける」を"必要悪"と思う親たちへ 6割の親が「体罰を容認」しているという事実
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「しつけのためには怒鳴る、叩くは必要」が5割
私は現在、「怒鳴らない、叩かない」子育てを広めるために活動をしています。育児中のみなさんも、きっと、なるべくなら子どもを怒鳴ったり叩いたりせずに育てたいと考えていることでしょう。
ですが一方で、「本当にそれでしつけができるの?」「ときには強く叱ることも必要なのでは?」という思いを持つ人は少なくないようです。
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実際、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの2万人アンケート(2017年7月実施)によると、約7割が「しつけの一環として子どもを叩いたことがある」と回答。56.8%が「しつけのための体罰を容認」しています。
なかなか泣き止まないとき、言うことを聞かないとき、大切な物を壊されたとき……つい子どもに対して手を上げたくなることもあるかもしれません。また、子どもが興奮して話しても聞かないときに、気持ちを切り替えさせるため叩く、悪い行動をやめさせるために叩く、という意見もあります。
たしかに、「怒鳴る」「叩く」というのは、即効性のある行為です。なぜかというと、子どもがびっくりしたり、怖がったりして、その行為をいったんはやめるからです。でも本当に「怒鳴る」「叩く」という選択肢しかないのでしょうか? その選択は正しいのでしょうか?
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