「本が好き=国語ができる」とは限らない
小さい頃から本が好きで、図書館通いし、ご飯を食べなくても本が大好きという子がいます。とてもすばらしいことです。本を読む子は、イメージ力、語彙力、読解力が自然と高まり、読書する子にはメリットがたくさんあると言われます。筆者もそれは正しいと思います。
しかし、ここで勘違いが始まります。それは、「本をたくさん読んでいれば国語ができるだろう」という勘違いです。もちろん、できる子もいますが、できない子も当然いるのです。社会的通念として、「読書する=国語できる」という考えがうっすらと広がっているため、このように感じてしまうのも無理はありません。
しかし、実際は「本をたくさん読む子=国語ができる」とは限らないのです。とくに本好きの女子に多いのですが、本が好きでこれまでたくさん読書をしてきたのであれば、高校入試、大学入試、そして学校の定期試験、すべてにおいて高得点が取れていないとおかしいはずです。比較的、国語が得意ということはあるでしょうが、それは他教科に比べて相対的にできるということであって、国語がダントツに高得点ではないとしたら、それは、国語が得意というのではなく、ただ活字に抵抗感がなかった程度だったと考えられます。
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