私の友人にイギリス人の元ジャーナリストのコンサルタントP氏がいる。ある日、彼からこんな質問をされたことがある。
P「日本人はマネジメントの意味を誤解している。君はマネジメントを日本語にどう訳しているのか?」
私「えっ、“管理”じゃないの?」
P「それはコントロールだ!」
私「・・・」
P「マネジメントとは、なんとかすることだよ。組織のミッションを果たすために与えられた経営資源を駆使して、 “なんとかする”のがマネジャーの役割だ」
なるほど、若干危うい日本語の発音ながら納得した。
組織の責任者である課長は、人、モノ、金、情報を与えられ、経営者から「組織の業績なんとかしろ!」と常に発破を掛けられている。
管理職受難の時代では、“なんともできない”課長が責任者ポストを外されることになるのだが、本稿では、無自覚のうちに立場が厳しくなっていく課長のパターンをいくつかご紹介しよう。
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