「赤字はダサい」好きへのこだわりが成功を呼ぶ 内田和成×遠山正道「仕事の発想力を磨く」
共通点は、好きなことを仕事にしていること
内田:私は遠山さんと正反対のタイプだと思うのですが、似ているところもあります。それは、好きなことを仕事にしていること。
ただ、仕事である以上、お金がついてこないと続けられませんので、コンサルティングの仕事ならば、クライアントの要求にはしっかり応えつつ、「面白いこと」「ワクワクすること」を提案していく。それが、リストラの案件であっても、しっかりリストラした後にはワクワクするような会社の未来像が描けるような提案をする。
もう少しイメージしやすい例で言えば、私は本を書くのが好きですが、書き続けるためには、売れる本を書かないと、本を出してくれる出版社が見つかりません。その一方で、自分を曲げてまで世の中に迎合する本は書きたくないという気持ちもある。その絶妙なバランスをとって、自分の主義主張を生かしつつ、どう売れる本に仕立てるかを考える。それが面白くてスリリングなんです。
遠山さんとは、少し入り口が違う気もしますが、いかがでしょうか。


















