会話が弾まない原因は「脳の使い方」にある! そのままでは、他人に興味が持てなくなる
年の差がある人と会話をしていると気になるのは、人生の「経験値」です。多くの人は、この「経験値」の違いが、若い人との会話がかみ合わなくなる原因だと思い込んでいます。しかし、年の差がある人との会話を阻む原因は他にあります。これまでずっと続けてきた間違った脳の使い方による「脳のゆがみ」です。
現代人の8割は、脳に「ゆがみ」が生じている!
人間の脳は左脳と右脳に分かれています。左脳は言語の処理に使われるため、ロジカルに考えるときに活発になります。右脳は映像系の処理に使われるため、感覚的なことをするときに活発になります。
実は、現代人の8割は左脳を使いすぎています。小学校、中学校と義務教育を受け、10代半ばで高校受験を経験します(人によっては、小学受験、中学受験を経験しています)。また、大学受験、就職活動を経て、その後10~20年、さまざまな業務と対峙してきました。つまり、小学校入学後は常に文字や数字と向き合い、左脳をフル回転させてきたわけです。このような「左脳化生活」を続けていくことによって、左脳化は「左脳グセ」として脳にしみついてしまうのです。
「左脳グセ」がしみついた脳は、左脳と右脳がとてもアンバランスな状態です。これを私は「脳のゆがみ」とよんでいます。
右脳を使う機会が極端に少ないと、他人に共感することが億劫になります。使っていない脳を使うので面倒くさく感じるわけです。もっと言うと、共感以前に、相手の状況を把握することができなくなり、相手の情報が自分の中に取り込めなくなります。
その結果、他人よりも自分が知っていることを優先してしまう。若い人の話を聞くよりも前に自分の話をしてしまう。そうすると、若い人があなたとの会話に違和感を感じてしまう。次第に気持ちに距離ができてしまう。結果、若い人との会話が成り立たなくなるのです。
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