会話が弾まない原因は「脳の使い方」にある!

そのままでは、他人に興味が持てなくなる

年の差のある人との会話を阻む原因はもうひとつあります。その前に「脳番地」という考え方を紹介したいと思います。この「脳番地」への理解は、解決策の手掛かりにもなります。

脳には8つの「脳番地」がある!

脳は、その働きごとに8つの部分にわけることができます。私はこれらを「脳番地」と名付け、それぞれを以下のようにネーミングしました。その働きと合わせてご覧ください。

① 思考系脳番地…… 思考や判断に関係する、脳の司令塔。左脳・右脳の前頭葉の部分にある。
②感情系脳番地…… 喜怒哀楽など、感性や社会性に関係する。左右の側頭葉にある海馬に接する扁桃体が感情系の中心で、その他前頭葉、頭頂葉の一部も関与する。
③伝達系脳番地…… 話したり伝えたりする、コミュニケーションを担当。言語系は左脳、非言語系は右脳が主な役割を担う。
④運動系脳番地…… 体を動かすこと全般をつかさどる。小脳と大脳基底核も含まれる。
⑤理解系脳番地…… 物事や言葉など外部から与えられた情報を理解し、役立てる。左右の頭頂葉にある。
⑥聴覚系脳番地…… 言語や音など耳からの情報に関係する。左右の側頭葉に位置する。言語系は左脳、非言語系は右脳が主な役割を担う。
⑦視覚系脳番地…… 目で見た情報を集積する。主に後頭葉にあり、言語系は左脳、非言語系は右脳が主な役割を担う。
⑧記憶系脳番地…… 覚える、思い出すことに関係。大脳の側頭葉下部、内側部と小脳も関与。左脳の海馬は言語系、右脳の海馬は非言語系が主な役割を担う。

 

以上8つの脳番地が、左脳と右脳それぞれに存在します。

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脳番地は、長年の経験などにより、どこかの脳番地だけ働きが悪くなる、つまりクセやゆがみ、衰えが生じてきます。現代人の脳で特に衰えているのが、視覚系、記憶系、理解系の脳番地です。また、先ほどの「左脳グセ」の話と合わせると、特に弱っているのは、右脳の視覚系、記憶系、理解系の脳番地と特定できます。

年の差がある人と会話できなくなる理由は、この「脳番地」の劣化にも原因があります。人と人とが情報交換、コミュニケーションする際、お互いに記憶している情報がもとになります。しかし、情報そのものは見えないため、相手がもっている情報と自分がもっている情報に差があることに気づかない、つまり、相互に生じているひずみがわかりません。会話ができなくなって初めて、自分の持つ情報が相手にとっていびつでバランスが悪いものだと「自覚」できるのです。

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