「私が悪い」と自分を責めてしまう罪悪感の正体

この世で一番許せないのは自分という人も

タイプ5:自分は毒である、自分は穢れている

罪悪感が潜在意識の深いところにたまっていくと、この感覚が芽生え、自分がしあわせになれない選択を繰り返してしまいます。この罪悪感は、とくに原因が特定できるわけではなく、さまざまな罪悪感の蓄積によるものなので、自覚もしにくいものです。そのため「自分ではしあわせになりたいと思ってあれこれやっているにもかかわらず、なぜかうまくいかない」という状態を招くことが多いのも特徴です。

例) 自分はしあわせになれないし、しあわせになってはいけない、という感覚がある。
例) 望んではいないのに、パートナーはいつも自分を傷つけるタイプが多い。(暴力、借金、ギャンブル、アルコール依存、ワーカホリックなど)。
例) 自らがアルコール、ギャンブル、ワーカホリックなどの依存症の傾向がある。

相手が背負っている罪悪感を背負おうとする

タイプ6:親やパートナーから受け継いだ罪悪感

愛する人を助けたいという気持ちが強いため、その相手が背負っている罪悪感を、自らも背負おうとします。そして、その罪悪感をコピーしてきて自分のもののように扱ってしまう状態です。そのため「自分じゃない人の感情で苦しむ」という、すぐにはピンときにくい状態に陥ります。

例えば、あなたが罪悪感に苦しむお母さんのことが大好きだったとしましょう。そのときお母さんが「私のせいでこんなことになってしまった」と愚痴を言ったら、あなたはお母さんのために「ううん、違うよ。私が悪いんだよ。私のせいだよ」と言ってしまうでしょう。あなたはお母さんから罪悪感という荷物を預かるようになるのです。

また、これは行動や思考のパターンの形成につながることなのですが、そもそも子どもたちは、大好きな両親から、言葉や所作、考え方や価値観まで、あらゆるものをコピーして持ってきます。

例) お母さんが「私なんかの子どもでごめんね」と子どもに罪悪感を持っていると、その子どもはその罪悪感をコピーして「私が子どもでごめんね」という感情を持つようになる。
例) パートナーがいつもハードワークによる罪悪感で苦しんでいる。そのパートナーを助けるために、自分もハードワークをすることによって感情的つながりを得ようとしてしまう。

 

タイプ7:そのほかの罪悪感

キリスト教には「生まれながらにして罪を背負っている」という「原罪」という考え方があり、また仏教でも殺生を禁止する考え方があります。それは、感謝し、慎ましく、謙虚に生きることを説いたものであると思われるのですが、熱心な信者であるほど「私は罪な存在だ」と思いこむようになり、罪悪感が生まれやすくなります。

すべての罪悪感はこの7つのタイプの中のいずれかに当てはまります。次からは罪悪感の具体的な心理や状況をもう少し見ていきましょう。

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