LCCピーチが「会社のために働くな」と言う理由

井上CEOが語る「会社も社員も伸びる」条件

Peachが2020年度内に受領予定のエアバスA321LRのイメージ写真(写真:Peach提供)
LCC(ローコストキャリア)のPeachは、ほかの航空会社にないような独自性の高いサービスに人びとの注目が向けられがち。でもその裏側には、揺るぎない意思決定をするリーダーと、その意思決定の揺るぎなさを共有する社員たちの存在があります。
このたび『「おもろい」働き方で社員も会社も急上昇する Peachのやりくり』 を上梓したPeachの井上慎一CEOや同社社員を約2年間にわたり密に取材してきた記者が、Peachの独創的な考え方や働き方のベースになっていることを伝えます。

リーダーと社員が同じ方向を向いているか?

Peachという航空企業の社員たちの働き方について、これまで「機内挨拶を大阪弁にしたら『おもろいんちゃう』」と「LCCピーチ『他業界出身のCA』を生かす3ステップ」という記事で、取材した実感などを伝えてきました。

『「おもろい」働き方で社員も会社も急上昇する Peachのやりくり』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

Peachは、社員が「おもろい」と思ったことをアイデア出しのベースにしたり、異業種で仕事をしていた人を積極的に活用したりする会社であるのは、お伝えしてきたとおりです。

こうしたPeachの姿から、あなたは「この会社は、風変わりなことをして目立つことに躍起なのでは」と考えるかもしれません。そうした考えが、Peach社員にまったくないわけではないでしょう。

でも、それだけでは、Peachの就航当初、日本のLCCは失敗するという声が多かったなかで、就航3年で単年度黒字化を達成、5年で累積損失を一掃するなど、「日本のLCCの優等生」という現在の評判を得ることにならなかったはずです。

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