機内挨拶を大阪弁にしたら「おもろいんちゃう」 「それいい!」、Peachのアイデア出し3つの秘訣
社員みんなが変わったことをしたい!
どうすれば、お客さん、あるいは職場のみんなから「それいい!」と思われるような企画を出せるか――。これが課題になっている読者の方も多いことでしょう。サービスやプロジェクトが、よいアイデアを起点に進行し、成功をもたらすこともよくあることです。
これまで筆者は、表に裏に、エアライン、自動車メーカー、ICT企業などの取材をしてきました。企業ごとにアイデアの源泉や、アイデアを成果に結び付ける仕組みがあるものだと感心しきりです。
そんな中、最近、取材させてもらったPeachが放つアイデアは特徴的です。もっと言えば、変わっています。
取材のため、本社のある関西空港にPeach機で向かうと、着陸後に客室乗務員さんから聞こえてくるアナウンスは「ほんま、おおきに!」と大阪弁。本社前で出迎えてくれた広報担当者に導かれ、職場内をまわると、Peachでは毎月1日はPeach dayとしてコーポレートカラーの服を着ましょうと張り紙があったり、パイロットや客室乗務員が間接部門スペースを通り、「行ってらっしゃ~い!」と見送られながらフライトへ出かけたり……。
でも、こうした機内や職場で垣間見られた「変わっている」様子は、このPeachという企業の表現型のごく一部にしかすぎませんでした。社員みんなが「なにか新しいことをしたい」「変わったことをしたい」という意識を持って独自性の高いアイデアを出し、それを「それいい!」と思われるようなサービスの企画や職場環境づくりに落としこんでいるのです。
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