41歳で「1兆円帝国」を築いた前澤友作の真価

好調ゾゾタウンが繰り出す次の一手

スタートトゥデイの前澤友作社長。2017年度中に予定しているプライベートブランド展開の準備に力を入れている(写真:スタートトゥディ提供)

PBという新たな展開へ

「プライベートブランド(PB)に関するある製品をまもなくこの工場で生産開始します」――。9月16日、ファッションECサイト「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」を運営するスタートトゥデイの前澤友作社長(41)は、自身のツイッターでこうつぶやき、”新工場”の写真を公開した。

9月16日に前澤社長のツイッターで”公開”された新工場の写真。ここでいったいどんなプライベートブランドを作るのか

ツイートとともにアップされた写真は4枚。そのうちの1枚は広大な施設内を撮影したもの。外国人らしき作業員が見受けられるが、この施設が国内にあるのか海外にあるのかは判然としない。スタートトゥデイに詳細を問い合わせたが、「回答は控えさせていただきます」と言うのみだった。

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そのうちの1社であるスタートトゥデイでは2017年度中にPBの展開を予定しており、前澤氏はこの準備に今、最も力を注いでいる。詳細はほとんど明かされておらず、ヒントがあるとすれば、今年2月に前澤氏がツイッターに投稿した「ICT、IoTをフル活用します」「老若男女、広くお楽しみいただけます」という2つだけだ。

ゾゾタウンの開始は2004年。「服はネットで売れない」という常識を覆し、今では年間の商品取扱高が2000億円を超す。今年8月には、上場から10年足らずで時価総額が1兆円を突破した。

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