アマゾンが秘密にする物流センターの正体

配送網を全て手中に収め始めたECの王者

看板にはガムテープが貼られている(筆者撮影)

米国サンフランシスコ、バークレーにはECの王者、米アマゾンが表に出していないフルフィルメント(物流)センターがある。

今年2月下旬に筆者が訪れた際、看板にはガムテープが貼られていて、裏には「Amazon」の文字が書かれていた。これはフルフィルメント物流センターを、アマゾンが秘密にしているからに他ならない。現在、このガムテープがどのようになっているかは分からないが、少なくとも、アマゾンはバークレーで物流センターを稼働させているとは発表していない。

物流センターを「消費立地型」にシフト

筆者がこの物流センターに注目した理由は、その立地にある。アマゾンは現在、物流センターを「消費立地型」にシフトしている。消費立地型とは物流センターをできるだけ消費者の多い場所の近くに立地させることだ。通常アマゾンの物流センターは消費者が多く集積する大都市と数百キロメートル以上離れているが、消費者立地型の場合、100キロメートル以内と距離は大きく縮小する。これにより、アマゾンは外部の宅配会社に支払う配送費を極力抑えることができている。

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