「悪口」を文豪が語るとこんなにも人間くさい

相手を鋭く刺したり、単に感情的だったり

人間である以上、発してしまうのは仕方ない面もある(写真:AH86/PIXTA)

人として生きている以上、人間関係の軋轢を避けることはできない。かといって大人である以上、敵対する相手に罵声を浴びせるわけにもいかない。というわけで、いくらかの人たちは「悪口」を言うことでガス抜きをすることになるのかもしれない。

文豪と呼ばれる人たちもそれなりに悪口を言っていた

言うべきではないとわかってはいても、喧嘩になったときや気分を害したときなどには、つい悪口が出てしまったりするわけだ。つまり残念ながら、人間には多少なりとも悪口を好む傾向があるということなのだろう。そして『文豪たちの悪口本』(彩図社文芸部 編、彩図社)を見る限り、それは文豪と呼ばれる人たちにもいえるようだ。

文豪と呼ばれる大作家たちは、悪口を言うとき、どんな言葉を使ったのだろうか。
そんな疑問からできたのが、本書『文豪たちの悪口本』です。
選んだ悪口は、文豪同士の喧嘩や家族へのあてつけ、世間への愚痴など。随筆、日記、手紙、友人や家族の証言から、文豪たちの人となりがわかるような文章やフレーズを選びました。
(「はじめに」より)

言葉のプロとしてのスキルを生かし、相手を鋭く刺すような悪口を言う文豪もいれば、作家らしい繊細さが表れた、感情的な悪口を言う文豪もいる。例えばそのいい例が、『文藝春秋』を刊行する菊池寛と、新進作家との対立だ。

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