上司「まさか目標の立て方がわからないだなんて。でもやはり目標設定は命ですよね。目標を明確に掲げることで、そうなりたいと情熱がふつふつと湧き上がってきますし、そのためのアクションプランが生れますし」
仕事で凹んだり、挫折しそうなことが起こっても、目標があれば再びモチベーションを引き上げてくれるようにもなりますものね。では女性部下にどのように目標設定について指導していけばいいでしょうか?
A「部下の仕事は本人がいちばんよくわかっているのだから、やはり口を出さないようにしよう」
B「できる限り部下にふさわしい、価値ある目標を一緒に考えてあげる、もしくはアドバイスをする」
「Aを選んだ方」 1回休み。
「任せる任せる」と言いながら「放置」しているのでは?「私は部下を管理する能力がありません」と言っているようなものですよ。
「Bを選んだ方」 ひとつ進む。
ではそのために、女性部下はどのような目標を設定しているかを知ることから始めましょう。こんな目標を掲げている女性部下がいたとしたら、あなたはどうしますか?
部下「年収をアップさせるために、年間売り上げ目標1億2000万円を達成するぞ! 気合いで頑張ります!」
A「現実離れをした目標ではなく、達成可能なラインより少し上の目標を提案する」
B「現実離れをした目標は夢があるので応援する」
「Aを選んだ方」 ひとつ進む。
確かに上の例は誇大目標ではありましたが、気合や根性で頑張るといった目標は現実的ではありませんよね。部下には自分の能力に見合った、かつ具体的な目標を設定させることが大切です。そしてその目標に向かって、さらに小さな目標を段階的にクリアさせていくことで、本人に達成感や成功体験を積ませ、「私もやればできる」という効力感を芽生えさせるのです。上司であるあなたが彼女の目標をチェックをしたときには、「今まで達成した最高値にプラス背伸びしたライン」というような目標を設定するのがいいと思うよ」とアドバイスしてあげてください。
「Bを選んだ方」 2つ戻る。
あまり現実離れした目標は、目標がないのと同じです。目標は、現実的で達成可能だと感じるものでなくてはなりませんね。
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