個人の方で、デイトレードなどと言って、せっせとスマホで日計りのギャンブルに血道をあげている方がおられますが、失礼ながら、はっきり言って、証券会社や銀行の食い物になっているだけで、あまり賢いとは言えません。せっかくバフェットの言う、永遠という投資期間を持っているのですから、それを使わない手はないわけです。
アメリカ以上の投資先は「現状ない」
例えば2008年のリーマンショックの直前にアメリカ株をロングにしていた場合、瞬間風速では半値、とかになりますが、今は結局それより高くなっています。つまり継続こそがすべてに勝る投資方法なのです。相手は相場なので「絶対はない」、と思いこみがちですが、継続により、その「絶対」を手にすることができるのですから、これを使わない手はありませんね。
次にタイミング、という話が出てきますが、今の話からすると、個人にとってタイミングはある意味、どうでもいい。特にアメリカについては若年労働人口が向こう50年間増え続けることがわかり切っているので、最終的には必ず上がります。株だろうが、不動産だろうが、絶対に上がる、と断言できるわけですね。
一方、若年労働人口がひたすら減少していく、欧州や日本においては、これは必ずしも真実ではない。継続は絶対の法則ですが、方向性を間違えてしまえばアウトです。そういう話をするとすぐ新興国(インドやブラジル)と言い出す人がいますが、国としての存続を完全には保証できないところにお金を投資してどうするつもりでしょうか。
中国も同様で、習近平国家主席が「はい、おしまい」と言った途端にすべてが変わってしまうような市場に貴重なお金を投資することはあまりにも無謀です。すでに中国の影響下にある香港、台湾も同様で、「永遠」を味方にできる個人投資家には全く縁がない市場と考えた方がいいわけです。
その意味ではタイミングよりも、制度の方がより重要性が高く、すべてにおいて整備されているアメリカ以上の投資先は現状ない、と言い切ることができます。
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