「ワインの手土産」絶対に失敗しないプロの選択 美味しさの基準を知り相手に合わせ考えよう

拡大
縮小
これだけ読めばきっと間違いはおこさないはずです(写真:kai/PIXTA)

ゴールデンウイーク、いかがお過ごしですか?

ホームパーティやバーベキューなど、なにかと「お呼ばれ」されることが多いこの時期。(なにを持っていけばいいんだろう?)と“手土産”で頭を悩ませている人は多いはず。

贈った相手に「センスがいい」と喜んでもらいたい…。そんなプレッシャーのあまり、わざわざ遠くまで話題のスイーツや、おつまみなどを買いに出かける人もいるとか。

「じゃあ手土産に、ワインはどう?」なんてすすめると、たいてい「ワインって、味の違いがよくわからないから、贈る自信がない」「種類がいっぱいありすぎて選べない」っていう声が返ってきます。

日本一の庶民派ソムリエこと私、小久保 尊はそんな人たちに声を大にして言います。

「ワインの味はまったく違うよ!」「選ぶのめっちゃ楽しいよ!」って。

庶民にとって、ワインってなんとなく偉そうだ。近寄りがたい雰囲気を放っている。わかります。すごいよくわかります。でも一度コツをつかんでしまえば、ワイン選びって超簡単なんです。おまけに、「どのワインにしようかな」と悩むこと自体が、楽しくてたまらなくなりますから。

というわけで、ワインに対して引き気味な庶民派のあなたに、「手みやげにワインを選ぶなら知っておいてほしい最低限の知識」を拙著『図解ワイン一年生』より、お伝えします。

そもそも「ワインの美味しいってなにか」を知る

ワインには「わかりやすく美味しい」ものと、「わかりにくく美味しいもの」が存在します。前者は、誤解を恐れずにいうならば、ジュースのようにおいしいもの。果実感がドーンと前に出るワインです。後者は、繊細で複雑な香りや、味わいを楽しむもの。いわゆる高級ワインに多い。

次ページ初心者は「わかりやすく美味しいもの」
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT