「ワインの手土産」絶対に失敗しないプロの選択 美味しさの基準を知り相手に合わせ考えよう
わからないのはワインのラベルです。それはソムリエである私だって、よくわからないやつがいっぱいあります。
「ええ? じゃあなんで見るの?」
その理由の一つは品種を知りたいからです。ワインは大きく「単一(品種が1種類)」と「ブレンド(品種が混ざってる)」に分かれます。で、「単一」の場合は、ラベルのどこかに品種名が書かれています。“新世界”のワインの多くは「単一」です。
一方、品種名の表記がないワインはたいてい「ブレンド」です。有名なフランスワインのボルドーも「ブレンド」で、<カヴェルネ・ソーヴィニヨン><メルロー>と<カヴェルネ・フラン>という品種が混ざっています。ブレンドの場合は、品種名の表記がないことが多いので、知りたい場合は店員さんに聞きましょう。
シャンパンは誰もが知っている銘柄を
基本の6種類ではない品種に出くわしたら、「どれに近いか?」を店員さんにたずねてみましょう。で、店員さんも知らなければあきらめましょう。ワイン選びは「なんとなくわかりそうなやつ」を選ぶのが王道ですから。
ちなみに、スパークリングワインを贈りたい場合。自分で飲むのが目的だったなら、スペインの「カヴァ」がリーズナブルでおいしいのでおすすめですが、もしお祝い事だったりするならば、やっぱり「ドン・ペリニョン」「モエシャンドン」「ヴーヴ・クリコ」など、誰もが知っているシャンパンを贈るのが望ましいです。
なぜならシャンパンというものは、「花束」のようなものだと考えているからです。自分好みのマニアックなものを選ぶより、プレゼントしたときに「おお! ドンペリだ! ありがとう!」って喜んでもらえるほうが相手のためになるのではないかと思います。
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