「ワインの手土産」絶対に失敗しないプロの選択 美味しさの基準を知り相手に合わせ考えよう

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

次は味です。味の方向は「ぶどうの品種」によってほぼ決まります。リンゴのふじ、お米のコシヒカリなどと同じく、ぶどうにも品種があります。種類は無数にありますが、基本の6種類さえ覚えておけば、手土産レベルで困ることはないのです。

覚えておきたい6種類は、

赤<カヴェルネ・ソーヴィニヨン><メルロー><ピノ・ノワール>

白<シャルドネ><ソーヴィニヨン・ブラン><リースリング>

です。筆者はそれぞれ「くん付け」「ちゃん付け」してその世界観を楽しんでいますが、それにつきましてはスペースの都合上、割愛させていただきます。

「どんな食べ物が出されるか?」を基準に

ではどの品種を選ぶべきか? は、手土産を持っていく会場で「どんな食べ物が出されるか?」を基準にしましょう。

全体的に肉っぽい感じなら、赤ワイン。特にバーベキューのように、がっつりとした肉系のものを食べるなら濃厚な<カヴェルネ・ソーヴィニヨン>、たこ焼き・お好み焼きパーティーのようにソース主体、あるいは煮込み系のときはなめらかな<メルロー>、ローストビーフとかパティとか上品そうな食べ物ならば、繊細な<ピノ・ノワール>がおすすめです。

全体的に魚か野菜っぽい感じなら、白ワイン。しかもお刺身とか天ぷら、クリーミーな食べ物のときはまろやかな<シャルドネ>、サラダとかあっさり系の食べ物だったら、さっぱり<ソーヴィニヨン・ブラン>、牡蠣とかブルーチーズとか、少し癖のある食べものには、やや甘口の<リースリング>が合わせやすいです。

「ワインの色合い」と「食べる物の色合い」を揃えておけば、たいてい失敗はありません。

次ページワインのラベルは品種だけ見る
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事