腰を守る「新パンツ」が腰痛ゴルファーを救うか

ミドリ安全が一般消費者向けに初めて販売

ミドリ安全とPGAが開いた記者会見での様子(筆者撮影)

数あるスポーツの中でも、ゴルフは腰痛になりやすいといわれる。日本プロゴルフ協会(PGA)のシニアツアーを取材していると、50歳以上のプロゴルファーで腰痛経験がない選手はほとんど見かけない。

ゴルファーだけではなく、パソコンを使う仕事や、荷物を運ぶ仕事など、座り仕事から立ち仕事まで、あらゆる仕事の中で「腰痛持ち」は多いだろう。近所の焼き鳥屋のご主人がお店を閉めるというので理由を聞いたら「腰痛でつくねを作れなくなった」と言っていたのを思い出す。

プロゴルファーのように、若いころから練習で、試合で同じ方向に腰を回す、しかも一方向に腰を回し続けてきているから、腰痛になるのは職業病だ。左右の足の長さが数センチ違う人もいる。

一般ゴルファー、月イチゴルファーなどは、ゴルフでというよりは普段の仕事や生活の中で腰痛になって、そのままゴルフをやって悪化させるというようなこともあるだろう。ゴルフと関係なく腰痛になり、やりたくてもゴルフができなくなる人もいるだろう。

腰痛に悩む人は圧倒的に多い

厚生労働省の平成28年「国民生活基礎調査」によると、健康状況の中で自覚症状の男性1位、女性2位が腰痛となっている。一般社団法人日本臨床内科医会の資料によると「腰痛を一度も悩むことなく人生を終えるのは1~2割だろうといわれている」という。ゴルフをやるやらないにかかわらず、ほとんどの人は腰痛を経験するということだ。

前振りが長くなってしまったが、安全衛生用品や機材を扱うメーカーのミドリ安全が、腰部保護ベルト一体型ゴルフパンツ「MIDORI PF1」(以下、腰部保護パンツ)をミドリ安全ECサイトで発売する(4月15日から順次出荷)。

その記者会見に行ってみた。同社のロゴマークはよく見かけるのだが、産業用の安全・衛生に関する製品が主体で、こうした一般消費者向けに商品を出すのは初めての試みだという。

次ページPGAとミドリ安全が共同開発
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