ゴルフはなぜここまで「贅沢」に見られるのか

ゴルフ場利用税がなくなると困る人たち

ゴルフには何かとおカネがかかります(写真:miya227 / PIXTA)

野球賭博問題で揺れるプロ野球巨人が、1年の苦労をねぎらう納会や、キャンプの休日となっているゴルフを禁止するという。「賭博性」があるパチンコやマージャンは自粛なのだという。

筆者が新聞社で巨人の担当記者だったころは、休日に宿舎に引きこもられるよりは、外に出てきてゴルフをしてもらったほうが取材しやすくなったものだ。なにより、賭博という犯罪行為の代償を、どうしてゴルフに負わせるのかが解せない。

ゴルフには罪がない

「大変なときにゴルフなんかしている場合じゃない。野球に専念する」というのが、巨人側の表向きの理由なのだろう。ただ、裏には「ゴルフ禁止といえば、巨人が今回の騒動を重く受け止めていると思ってもらえるだろう」というぐらいの考えがあるのかもしれない。

国家公務員も利害関係にある人とのゴルフを禁止されている。接待ゴルフなどが盛んに行われていた時代の遺産のようなもので、昔はそれが汚職などに結びつく(結びついたと思われかねない)ようなことがあったのかもしれない。こっちは法律で決めているから、たちが悪い。

そもそも犯罪行為を行っていた人が悪いのであって、ゴルフ自体が悪いのではない。「禁止」で世間に襟を正しているように見せかける責任転嫁、目くらましにゴルフが利用されているように思えてならない。そんな人はコーヒーを飲みながらでも汚職するだろうし、野球賭博もやるだろう。

ゴルフがそういうふうに「利用」されているのは、もともと「贅沢なスポーツ」「金持ちしかやらないスポーツ」と思われていたからだ。確かに、戦前はそうした土壌だったのだろう。1957年に日本で行われたカナダカップ(現ワールドカップ)で中村寅吉、小野光一が優勝して第1次ゴルフブームが起き、富裕層以外でもゴルフを楽しむようになった。

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