エリートは、なぜ結婚式の準備でもめるのか グローバルエリートが語る、結婚式費用のリストラプラン

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どんなカップルも経験する、結婚準備段階での揉め事

さて、一体何がそんなに悔しいのか知らないが、結婚式の準備で深刻な対立を経験するカップルが多い。それまでのデートでは「愛してる」だの「白髪になっても私のこと好き」だのうつつを抜かしていたカップルなわけだが、結婚式の準備は二人で行う初のプロジェクトみたいなものである。よって友達と組んで仕事をすると大抵人間関係が壊れるように、ひとつ間違えば幸せなはずの結婚式の準備であなた方の間に埋めることのできない亀裂が走るのだ。

まずは式場をどこでするか、各家庭が何人くらい呼ぶか、結納はいくらくらいするべきか、といった両家の“格争い”が複雑に絡みあう。そして次にそしてメニューの中身のみならず、御品書きに使う紙(ちなみにこれが一枚1050円とられていたりする)のカラーを巡って、どうでもいい不毛な戦いが展開されることとなるのだ。

細部にこだわる完璧主義の新婦と、全てに投げやりな新郎

神経質で完璧主義のあなたの彼女は、引き出物を入れる袋にも拘りたい。また生来の怠け癖が治らず「全部どうでもええっ!!」というあなたも、本音で「全部まかせる!」と言ったところ、「私たちの結婚式、どうでもいいのね!?!?」などという的外れな雷を落とされて、女心のわからないあなたは右往左往するはめになる。

これは、たとえ相手の意見を尊重するために「真美に任せるよ」などと言ったつもりでも、女性の側とすれば「わたしたちの結婚式へのコミットメントがない、真剣に考えてない」などと自由自在にへそを曲げる理由を作り出すのだ。

正味の話、あなたはテーブルクロスの色などどうでもいいし、選ぶお花も菊と彼岸花以外ならなんでもいいし、料理も別に拘りはなく、引き出物は使い道のないお皿以外なら、これまたなんでもいい。下手したら花嫁ですら、「誰と結婚しても一緒」などと思っているのである。

しかしあなたは“一生懸命一緒に考えている”感を出すために、わざと「うーん、この薄茶色の方が、温かい感じがしていいんじゃないか?でも真美がどうしてもっていうなら、白でもいいよ」などと白々しい会話をひねり出す。

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