スクールTOMASは自習室、チューターが生徒の質問に対応する質問型個別指導、講師が1人の生徒に向き合うカリキュラム型個別指導の3つをスクールTOMAS社が提供し、学校は自習室を用意するというのが基本形。対象となる生徒をコース別で限る(例えば特進コースのみ)など、どう活用するかは学校の考え方で違ってくる。
東亜学園の場合は全生徒が対象で、Dプロを使うか使わないかは生徒次第。目白研心の学習支援センター(東亜学園のDプロに当たるもの)も同様だが、週3回(英数国)の朝テスト(基礎力定着プログラム)は全員参加が義務づけられている。また、東亜学園の机は仕切りがあるが、目白研心の机は「受験は集団戦。教え合うことも必要」(松下校長)という理由で仕切りなし。こんなところにもちょっとした考えの違いが表れる。
とかく学校の中に塾があることがクローズアップされがちだが、要となるのは個別指導よりも自習のようだ。
「すべてお膳立てするのではなく、生徒が主体的に動けるような環境が大事。勉強するかしないかも自己判断」(矢野理事長・校長)、「ICTの発達で勉強の動機付けも変化する。主体性、自主性が重要になる」(松下校長)と、両校長とも生徒が自分から進んで勉強することを重視している。そのための仕掛けが新設、改装された自習室だ。
受託料は最低で月300万円
ソフトを受け持つスクールTOMAS社側は、センター長(常駐の責任者)が2週間に1回、利用者と面接し、個々人に合わせて立てた学習計画(プリントを使った演習主体)の進捗をチェック。入退室管理システムから学年、クラス、個人の利用時間を把握、チューターへの質問状況なども学校と共有する。センター長は職員会議にも出るし、研修という形で教員に生徒たちの抱える問題点や課題なども伝える。
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