全国の本屋さんのサポートを受けることができる
末筆ながら、東洋経済ほどの名門に本を出してもらうと、そのブランドの信用度と書籍担当者の方と書店ご担当者の方々との信頼関係も強いため、リテールの書店さんからも大きなサポートをいただくことができる。
むろん、書店さんが本をお読みいただいたうえで、「この本は自信を持って売れる、売りたい」と判断いただいたことが大きいのだが、全国に広がる書店網と強固な関係を出版社が築いているからこそ、私のような無名作家のデビュー作がこのような異例の厚遇をもって書店さんに迎えてもらっているのである。
さて、これだけ出版社や書店さんが書籍販売のために力を入れてくださっているのに、著者の私が何もしないのは心苦しいのだが、いかんせん私はただ今、香港でこのコラムを執筆しており、次回、来日するのは年末の数日である。そこで引き続き、次回もその次回も連日しつこいまでに、恥じらいもなく自分の本の宣伝を、ひたすらつづけさせていただく所存である。
ちなみに最後にまた裏話をお伝えすると、編集部から言われているのが「どんなにいい本でも、著者がお上品に“よければ、読んでくれると嬉しいなぁ”といったスタンスで売れた本などなく、著者が目をぎらつかせながら相手の目をみつめて、「いい本なのであなたに読んでほしい、もしよい本だと思ってくれたら、他の人にもぜひすすめてほしい」と真剣に訴えないと売れるものも売れない、と言われた。
よって、来日したらあらゆる本屋さんを巡っては一方的に「一冊をまとめてみた」を本屋さんにご来店中のお客さんの鞄に押し込んで、レジまで一緒に連行させていただく所存である。
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