「ムーギーさん『世界中のエリートの働き方を1冊にまとめてみた』、まだ発売して半日ですが、早速、1万部の増刷が決定しました。広告も書評も口コミもいっさいない発売日から、いきなり売れる本は、人気作家の新刊くらいです。デビュー作の著者の本が、発売初日に1万部も増刷するなんて、聞いたことがありません。
アマゾンでも予約段階から毎日100冊を超えるペースで売れ続けていて、リアル書店でも本屋に並んだとたん、すさまじい勢いで売れています。
添付は、紀伊国屋書店梅田本店(大阪)の写真ですが、こんなに大きく展開してくれています。ほかの書店さんも、年末商戦で強力商品がひしめく中、大きく展開してくれているところがたくさんあります。デビュー作なのに、すごい扱いですね。こんな本、見たことがありません!」
以上のメールは東洋経済編集部の敏腕編集者・中里有吾氏から先ほど送られてきたメールである。親愛なる読者の皆様の熱烈なご支援のおかげで、「1冊にまとめてみた」がすさまじい勢いで売れているようだ。
著者としてたいへん光栄なことであるが、拙著を読むことで少しでも多くの方にいい刺激を与えることができていれば本望だ。日々の仕事や勉強、生き方のよい参考になれば幸いだし、なにより明るく前向きで、世界に開かれた楽しい気分で温かい気持ちになりつつ、時に笑いながら読み進めてもらえていたならば、それこそ、グローバルエリート冥利に尽きる、というものである。
さて今回、デビュー作ながら初版1万部という通常の書籍の倍近い部数からスタートし、発売当日半日もたたずに増刷が決定したのは、何も私の文才が凄いからではない。
いや、私の文才も少しくらいすごいかもしれないのだが、何よりもこの書籍をつくるプロセスで、プロの本づくりのすごさを東洋経済編集部チームからまざまざと見せてもらった。
そこで今回のコラムでは私が実感した「プロの本づくりのすごさ」について、親愛なる「一冊をまとめてみた」の読者の皆様に、こっそりとそのノウハウをお届けしたい。
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