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勉強ができないという状態は自己肯定感を下げる
「勉強しても伸びないのであれば、やりたくない」という気持ち、痛いほどわかります。こんな無意味な作業、どうしてやらなければならないのだろうかと思うのは当然のことです。
小学校1年生から学校教育が始まり、当初は、ひらがなを練習したり、足し算などの計算を楽しくやっていたはずなのに、いつの間にか勉強はややこしくてつまらないものになり、テストで評価されていくにつれて、自分のレベルというものを認識していきます。
周囲が「勉強しなさい」「塾に行きなさい」と圧をかけることも増え、それでも状態が変わらないのであれば、そのうち、自分と周囲の気持ちは「あきらめ」に変わっていったりします。
もちろん、勉強ができることと、人生を幸せに生きていけるようになることはイコールではありません。今後、日本全体が知識の習得よりも知識の活用に重点を置く教育にシフトし、偏差値の価値も変わってくるでしょう。それでも、これからもテストはなくなりませんし、受験がなくなることも当分ないでしょう。
結局、子どもたちは小学校1年から高校3年生までの12年間を、今後もほとんど勉強とともに過ごすわけです。そんな子どもたちにとって、勉強ができないという状態がいかに、彼らの自己肯定感を下げる結果になってしまっているか。危惧する必要があるのではないかと思います。
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