スマホ中毒の中学生はやがてパチンコ中毒に? スマホ(携帯)中毒のわが子を更正させるには

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子供が簡単におカネを盗めないように

佐藤さん(ひとり目の相談者さん)、まずご夫婦の財布を息子さんの目の届かない所で管理するべきだと思います。私は最初、このような事態ですから財布の中身を正確に把握して、金額が減ったら即、詰問するべきだと思いましたが、息子を疑い証拠が云々と争うよりは、まず勝手に持ち出せない環境にする方が先だと考えます。

息子さんは歴史マンガが好きで本屋さんへもよく行かれるのですね。良い趣味ですね。今はマンガでも大人を感動させるマンガが多いと聞いています。本代はお小遣いの2000円以外でいくらでも親から出してあげる、というのはどうですか。それらの本は親も必ず一緒に読んで、共通の話題を持つとか。

中学生にもなった子に対してとお思いになるかもしれませんが、先に話しましたヨネさんは50才前の息子を更正させて、今では3世代の家族が平和に暮らしています。40~50才にもなって給料をパチンコにすべてつぎ込んだと後悔する、仕事は真面目にする集団の人たちのことを考えてみてください。もっと早い時期に誰かが、このような無駄なおカネの使い方、ひいては人生のムダをしなくてもすむように導いていたら、と思わずにはおれません。

スマホに夢中な若者の無礼は許せない

このコラムが載る頃には、映画「もらとりあむタマ子」が公開されていますね。就職もせず、家事もせず、マンガとゲームにふけり、食っちゃ寝、食っちゃ寝する子が主人公で、物語もさしてなく、ぐうたらな生活を追うだけの映画なのだそうです。かってなら映画になりえないテーマですが、タマ子の予備軍をいっぱい抱えている世相の反映ともとれます。

ネットでいつも誰かと繋がっていないと不安な子たちや、次々に開発されていく魅力的なゲームから子供たちを守るのに、親の説教やため息は、なんの効果もありません。スマホのない時間を作ることに格闘する人々について、世界のニュースが流れる時代です。ネットのない社会がありえない以上、それといかに上手くつきあうかに尽きるようです。

私はこの夏フランスで、大勢のさまざまな国からきた人々を招いて何度もパーティーを主催しましたが、超優秀で超美人のキャリアウーマンが、パーティーの間じゅう、スマホを操っていたのには少しがっかりしました。それほど忙しい人がパーティーの招きに応じてくれたとも考えられますが、そしてそれは「現代では普通」という人もいましたが、私はやっぱりマナー違反だと考えます。

スマホ中毒の子供のなれの果ては、パチンコ中毒の50代

ヨネさんのような信念を持ったもっと強いお母さんになってください。この問題は早いうちに手を打たないと、あの真面目なのに伝統的集団的にパチンコに全稼ぎをつぎ込んだ人たちのような、「人生の無駄使い」だけでは終わらない、深い根を持っています。

スマホやゲーム以外に、せねばならないことや楽しいことをいっぱい子供たちに提供したり、ネットは勉強したあとの数時間限定という生活習慣を、できれば学校ぐるみ地域ぐるみ(学校であろうが親戚であろうが親であろうが、子供に対して影響力のある人が一丸とならなければ子供の生活習慣は変えられません)で作っていく方法を模索していくのも、必要になるかもしれません。たとえ50代にまでなった子供を更生させたヨネさんまではなれなくても、中学生や高校生までは、親の執念で子供の時間の使い方に生産的な影響を与えるのは、親の責務と言えるでしょう。

すべて禁止することはできませんし、親の世代の価値観ですべて禁止するべきでもありません。しかし明らかにバランスを逸したスマホ中毒ともいえるわが子に関しては、「鉄は熱いうち」に打たなければ、その子供の“時間を無駄にする”という生活習慣は、一生を通じて子供に残ってしまうことになるでしょう。

ミセス・パンプキン 『最強の人生相談』『一流の育て方』著者

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立命館大学卒業。ビジネスパーソン向けの家庭問題・人間関係・人生相談の専門家として、東洋経済オンラインで2012年より執筆。最新刊は『最強の人生相談』(東洋経済新報社)。息子であり、『最強の働き方』(東洋経済新報社)の著者であるムーギー・キム氏との共著に、『一流の育て方 ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる』(ダイヤモンド社)がある。ミセス・パンプキンへの相談は、こちらのメール、あるいは相談受付サイトで受け付けています。なお相談件数多数につき、過去に類似する相談があった場合には取り扱いません。ぜひ、これまでの連載をご参照ください。男性からのご相談も歓迎しております!

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