トランプ大統領が記者に放った「一言」の真意 その英語フレーズ、マリオが使うと別の意味

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中間選挙後のホワイトハウスの会見の席でトランプ大統領が記者に言った言葉の意味は?(写真:Bloomberg/gettyimages)

アメリカの中間選挙、終わりましたね。上院と下院の多数派が異なる「ねじれ」状態になりましたが、トランプ大統領の政権運営は今後、困難を強いられることになるのでしょうか。中間選挙後のホワイトハウスでの会見では、トランプ大統領とCNNのアコスタ記者がやりあっているシーンがテレビで放映されていました。このやり取りの中でトランプ大統領がHere we go.と言ったのですが、皆さんはご覧になりましたか?

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先日、あるセミナーでこのHere we go.というフレーズを教えたばかりでしたので、これを聞いた瞬間に「もう少しセミナーが遅ければ、『トランプ大統領も使っていた』と紹介できたのに!」と悔しく思いました。

このフレーズ、皆さんもどこかできっと耳にしたことがあるはず。実はこれにはいくつか意味があって、異なる場面で使われるんです。今回はそれらを学んで、皆さんもHere we go.を使いこなせるようになりましょう。

 記者にいらつくトランプ大統領

トランプ大統領が他の記者にYou heard my answer. (それは、もう答えただろ)と言って、質疑応答を打ち切り、そのままアコスタ記者に向かってGo ahead. (次は君だ)と言ったところから放送されていました。こんなやり取りだったと思います。

Jim Acosta:
(アコスタ記者)
Thank you, Mr. President. I want to challenge you on one of the statements that you made in the tail end of the campaign. (ありがとうございます、大統領。選挙キャンペーンの終盤に、大統領がされた発言のひとつに異議を申し立てたいのですが)
Donald Trump:
(トランプ大統領)
Here we go.
Jim Acosta:
(アコスタ記者)
Well, if you don’t mind, Mr. President. (あの、続けてもよろしいですか、大統領)
Donald Trump:
(トランプ大統領)
Let’s go. Let’s go. Come on. (ああ、ああ、続けろよ)

このあとアコスタ記者が、「『移民キャラバンは侵略者だ』とおっしゃいましたが、ご存じのように移民キャラバンは侵略者ではありません」と続けると、遮るように「私は侵略者だと考えている」とトランプ大統領が言い放ち、各メディアが報じている「舌戦」が開始したのです。

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