ところで、このHere we go.というフレーズ、任天堂のゲームに登場するマリオが言っているのを聞いたことはありますか? こちらは別の意味で使われているんです。
マリオが使う2種類のHere we go.
マリオは、いくつか違うゲームでHere we go.と言っていた気がしますが、どのゲームのどのタイミングで言っていたのかまでは、ちょっと覚えていません。ただ、マリオのHere we go.は「またかよ~」の意味ではなく、「さあ、行こう!」や「さあ、やろう!」のように、ゲームの冒頭などで言っていたはずです。
基本的には、このように「これから何かを誰かと一緒に始める」という状況で使われることが多いです。歌手が歌のイントロなどでHere we go.と言っているのは聞いたことがありますか。これも「さあ、歌おう」のような意味で言っています。goという動詞を使っていますが、「行く」という意味だけでなく、どんな動作を始めるときでも使うことができます。
それとは別にもう1つの意味がありますので、こちらも併せて覚えてください。「おお、あった!」「よし、来たぞ!」のように、「何か探していたものを誰かと一緒に見つけたとき」や「誰かと一緒に待っていたものが到着したとき」などに使うことができるんです。こちらのHere we go.は、マリオがボスキャラを倒して、出てきた星を取ったときに言っていたような記憶があります。この2つの用法の例文を見てください。
I think I saw it somewhere... Here we go! It's at the top of page 24. (どこかで見たんだけどなあ……。あった! 24ページの上のほうだ)
それぞれの状況がイメージできましたか?
ライアン・ゴズリングが出ている『きみに読む物語』という映画で、「さあ、やろう!」という意味のHere we go.が使われていますので、ここで紹介しましょう。ノアというボーイフレンドと、アリーというガールフレンドが、水辺で遊んでいるシーンです。水に飛び込むのを怖がっているアリーに、ノアが声をかけています。
Noah: | Here we go, on the count of three, okay? Really easy, on three, ready? (3つ数えたら、跳べよ、いいかい?簡単さ、3つだよ、行くよ?) |
Allie: | Okay. (いいわよ) |
ここでは、「ジャンプしろ」という意味で使われています。
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