今年のボージョレ・ヌーボーの解禁日は11月15日ですね。筆者は、ふだんワイン派ではないのですが、なんだかんだで、毎年ついつい飲んでしまいます。
このボージョレ・ヌーボー、新聞社での表記にしたがって今回は「ボージョレ」と書きましたが、テレビ局では「ボジョレー」と呼ぶらしいのです。筆者がずっと「ボジョレー」と言っていたのは、テレビの影響だったのかもしれません。
大手飲料メーカーでも、各社「ボージョレ」「ボジョレー」と分かれるだけでなく、「ヌーボー」の部分も「ヌーヴォー」だったり「ヌーヴォ」だったり、さまざまのようですね。フランス人がBeaujolais nouveauと言っているのを聞くと「ボジョレ・ヌヴォー」という表記がいちばん近いと筆者は思ったのですが、こればかりはどれが正解とは言いがたいですね。
今回はボージョレ・ヌーボーにちなんで、ワインにまつわる英語表現を取り上げようと思います。今年の解禁日には、グラスを傾けながら、英語でカッコよくキメてみませんか。
酢はワインからできる?
英語のwineという単語の語源は、ラテン語のvinum(ブドウ、ワイン)です。フランス語のvin、イタリア語やスペイン語のvinoもおそらく同じ語源かと思われます。英語のブドウやワインに関係した単語に、vin-やvini-がついていることが多いのはそのためです。
vin-、vini- のつく単語 | |
vine | ブドウの木、つる植物 |
vineal | ブドウの、ブドウの木の、ワインの |
vinegar | 酢 |
vineyard | ブドウ園 |
vinic | ワインの |
viniculture | (ワイン用)ブドウ栽培 |
viniferous | ワイン造りに適した |
vinify | 〔ブドウ〕からワインを造る;〔ワイン〕を醸造する |
「酢」が同じ語源の仲間に一緒に含まれているのは面白いですが、それはvin-(ワイン)が -egar(酸っぱい)というのが由来なのです。
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