このほかにも、味の描写の例えとなるものを形容詞にしてappley(リンゴのような)、berrylike(ベリーのような)、grassy(草のような)、spicy(スパイシーな)、raisiny(レーズンのような)のように表現することもできます。
でも、あまりにも比喩表現が行きすぎると、ソムリエやワイン通が言う「濡れたイヌの香り」とか「雨上がりの湖のほとりの土の香り」とかみたいになってしまいそうですね。ちょっと筆者には難しくて理解できません。筆者なんて、だいたい何を飲んでも、It’s good. (うまい)とかI like it. (好き)とかしか言わないですからねぇ……。
酒飲みなら覚えておきたいことわざ
カッコよくワインの味を描写したあとは、こんなことわざを披露してトドメを指してください。同僚や友達もしびれて、ワインとあなたに酔いしれてしまうかも?
直訳すると「よいワインがよい血を作る」という意味ですが、いったいどんな意味のことわざだと思いますか。日本語のことわざに置き換えると「酒は百薬の長」がいちばんしっくりくるでしょう。このことわざは、もう少し難しい単語を使って、
と言うこともあります。どちらでもまったく同じ意味ですので、どちらで言っても構いません。日本語のことわざにより近い言い方で、
というのもあります。直訳すると「ワインはすべての病の万能薬」という意味で、まさに「酒は百薬の長」となります。
ことわざとまではいかないかもしれませんが、フランソワ・ラブレーという作家・医者が言ったというこんなフレーズは、少しウィットが利いていて、酒の席にはぴったりではないでしょうか。
「健康を気遣う医者よりも、酒飲みのほうが長寿だ」という意味で、暗に「酒は百薬の長」と言っています。このフレーズにはワインという単語は登場しませんが、これを言い訳にいつもより3倍くらいは多めに飲めそうですね。翌日の後悔はさておき……。
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