「玉掛け」一筋に邁進するユニーク企業の秘密

モノづくりにコトづくりを加えて体質改善

岡室社長(筆者撮影)

それからさらに明るい職場づくりが進化した、ということで今回新たに取材させてもらいました。4年前から「『おもろい会社』にしよう!」を経営方針に掲げたそうです。「大阪が本社の会社なので、大阪弁の“おもろい”です。とは言っても、おかしいだけ、笑ってしまう、のおもろいとは違います」。

岡室社長が考える「おもろい会社」になるには、大きく分けて2つの方向性があると言います。

2つの方向とは?

1.オンリー・ナンバーワン

シャックル犬(イラスト:大洋製器工業)

顧客の言われたとおりでなく、その要望を先読みすること。「ご用聞き」にとどまらず「ご用達(ようたし)」になり、その結果、仕事のやり方、取扱製品を唯一無二ものとし、他社との 「差異化」を図る。

2.選ばれ続ける存在

仕事の結果、顧客にリピーターやTAIYOファンになってもらうこと。選ばれる会社ではなく、選ばれ続ける存在となる。

こうすれば、自社製品をあちこちで見ることになり、社員もやりがいが出てイキイキと働くことができます。おのずと「おもろい会社」になるわけです。

そして「業界初」を積極的に発信していく姿勢も、同社の大きな特長です。昭和30年代、製品の写真や図を掲げたカタログを作成し、全国に配布。今で言う「カタログ販売」にいち早く取り組みました。

また前述の「シャックル犬」をWebサイトやラジオCMに積極的に登場させ、作業現場の安全啓発活動に努めています。

次ページ「D.C.吊る~ん」とは?
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • コロナ後を生き抜く
  • コロナショック、企業の針路
  • 新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 「非会社員」の知られざる稼ぎ方
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
銀行 地殻変動<br>先で待つ「不良債権地獄」の恐怖

コロナ危機を受け、銀行は政府の支援の下、積極的に「傘」を差し出し、融資をしています。しかし融資先には「危ない企業」も含まれ、下手をすれば不良債権によって屋台骨を揺るがしかねません。自ら大きく変わり始めた銀行の近未来を占います。