図解!意外と知らないあの会社の「利益構造」 SHOWROOMなど話題の仕組みを解剖
「逆説の構造」のビジネスモデルが生き残る
今、僕らが置かれているビジネスの世界の常識は、大変な勢いで変化している。それは、「昨日やっていたことに工夫を凝らして改善してみよう」というレベルのものではなく、「昨日やっていたことが、まったく通用しない」「昨日良しとされていたことが、悪とされてしまう」というくらい、「劇的」で「破壊的」なものだ。
そして、その変化が最もわかりやすい形であらわれるのが「ビジネスモデル」だと、僕は考えている。どんな仕組みをつくったら、生き残れるか? これはビジネスにおける根本的な問いだ。裏を返せば「これまでの仕組みが通用しない」ことは、企業、産業の生き死にに直結する大問題となってしまう。どれほど優秀な人材を集めても、どれほど設備に多額の投資をしても、「仕組み」自体が通用しなくなったら、そこで終わりだからだ。
これからの時代に生き残るうえで最も重要なルールが「逆説の構造」だ。この構造があるかどうかで決まる。それはビジネスモデルの新しさ、つまり「創造性」があるかどうかだ。
「逆説の構造」とは僕の造語だが、ある事業領域(起点)において、「普通こうだよね」と思われていること(定説)を覆している事例のこと。その業界での常識を逆転させるのだから当然実現は難しい。だからこそ、それをアイデアやテクノロジーによって実現したビジネスモデルは、ライバルの追随を許さない。今回は、これまでお金にならなかった領域やお金の流れが滞っていた領域で「逆説の構造」を実現した5つの事例を、「図解」で紹介する。
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