図解!意外と知らないあの会社の「利益構造」 SHOWROOMなど話題の仕組みを解剖

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③ 鎌倉投信 
「いいことをしている会社」を重視する投資信託
出所)『ビジネスモデル2.0図鑑』より

社会にいいことをして、収益も出す

鎌倉投信が投資するかどうかを判断する基準は、「“いい会社”かどうか」だ。同社は投資するに値する“いい会社”なのかを判断するために、「八方よし」という考え方を提唱している。八方よしとは、社員とその家族、取引先・債権者、顧客、地域、社会、国、経営者、株主の8つのステークホルダーに対して共通の価値を届けることを指す。

一見、単なる社会貢献のように聞こえるが、鎌倉投信は、R&Iファンド大賞の「投資信託/国内株式部門」で最優秀ファンド賞を受賞するなどの実績を残している。なぜ経済合理性も成り立たせることができるのか。その秘密は、同社が投資の割合を全社一律にしている点にある。それにより、ある企業の株価が下がったとしても、他の企業の株価で補塡ができる。こうして全体の資産を維持できる投資のシステムをつくっているのだ。

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