新iPhone「ゴールドXS Max」の異次元迫力

フラッグシップモデルの実力とは?

iPhone XS Maxには6.5インチの有機ELディスプレーが備わっている。ただしボディに合わせて四隅の角は丸くデザインされ、しかもTrueDepthカメラのせり出し、いわゆる「ノッチ」と呼ばれる非表示領域も存在する。

iPhone Xが登場した際も5.8インチというサイズはiPhone史上最大だったが、大画面モデルに設定されていた横長に構えた際にメニューとコンテンツを2画面で表示するスプリットビューには対応していなかった。16:9の映像を視聴する際には、iPhone 8 Plusの方が寄り広い領域に映像を表示できた。

そのためiPhone Xは大画面モデルとの位置づけではないことが分かり、より大きな画面のモデルの登場が予見できた。iPhone XS Maxは晴れてスプリットビューに対応し、有機ELディスプレイを採用する大画面モデルとしての扱いであることがわかる。

一方、ボディサイズは意外なことに、iPhone 8 Plusよりも狭い横幅を実現している。iPhone 8 Plusは78.1mmの横幅だが、iPhone XS Maxは77.4mmに留まる。そのため、これまでの5.5インチモデルから乗り換える人にとっては、むしろコンパクトで握りやすくなるメリットがある。

ステンレスのフレームの上部、下部にはアンテナのラインが入っており、またiPhone Xではシンメトリーに配置されていたスピーカーとマイクの穴は、左右非対称となった。デザイン面の完成度はiPhone Xから一歩後退した印象を受けるかもしれない。

「A12 Bionic」で他社を突き放す

アップルはiPhone 4移行、独自にiPhone向けのチップを設計し、スマートフォン初の64ビット化や、パフォーマンスと低消費電力の実現で他社をリードしてきた。今回のiPhone XS・iPhone XS Max、iPhone XRに搭載されるA12 Bionicは、スマートフォン向けチップとして初めて7nmという超微細プロセスで製造される。

これにより、通常のアプリケーションの処理性能の向上はさることながら、普段の処理で使用される効率コアの消費電力が50%削減される。バッテリー持続時間も改善しており、iPhone Xに比べ、iPhone XSでは30分、iPhone XS Maxでは1時間半長持ちする。またグラフィックスも3コアから4コアに増え、処理性能は50%向上した。

そして、今回目を見張るのが「機械学習処理」だ。

次ページ機械学習処理を背景にした機能向上
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