新iPhoneは予測どおり「マイナーチェンジ」 大画面モデルの名前は「テンエスマックス」
アップルは9月12日により大きなサイズのiPhoneとApple Watchを発表した。ウォールストリートの事前予測どおり、現行モデルからのマイナーチェンジにすぎなかった。
世界で最も株式時価総額が大きい技術企業であるアップルは、スマートフォンの世界的な需要が横ばいになる中で収益を上げる手段として、より高価なデバイスにアップグレードしようとしている。この戦略が機能したことにより、アップルは今年初めに1兆ドル以上の市場価値を持つ初の米国企業になることに成功した。
アップルは外観が同じでコンポーネントをマイナーチェンジするときに は、'S'という接尾辞を使用する。今回は、まさにそのマイナーチェンジであり、外観デザインは昨年のiPhone 8、iPhone Xと同じだ。
6.5インチモデルは「Xs Max」
新しいスマートフォンの名前は「Xs(テンエス)」で、5.8インチのスクリーンを持つ。これに対し、よりスクリーンが大きい6.5インチモデルが「Xs Max」、6.1インチモデルが「Xr」だ。価格は、Xsは999ドルから、Xs Maxは1099ドルから、Xrは749ドルから。
スマートフォンへの収益依存度を減らす方法を模索しているアップルは、Apple Watch Series 4シリーズも発表した。この新モデルは最新のiPhoneと同様、最先端のディスプレイを用いており、その画面サイズは現行モデルよりも30%以上大きくなった。
アップルは新しいApple Watchを包括的な健康機器として位置づけており、不規則な心拍を検出し、ユーザーが倒れたことがわかれば自動的に緊急通報を行う。これは、健康に不安を感じている高齢の顧客にアピールする可能性がある。米国食品医薬品局(FDA)の承認を受けている点も、アップルの強みだ。
FDAは、アップルと協力して、Apple Watchのアプリを開発すると述べた。FDAは、デジタルヘルスケア製品を開発しようとする企業のために規制緩和策を講じていると語った。
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