一瞬でわかる説明をしたいなら「図」を使おう

「図説」は究極の時間短縮法だ

図やフローを使い視覚的に伝えることで、より簡潔に伝えやすくなる(写真:さわだゆたか/ PIXTA)  
30年にわたり各キー局のバラエティ番組の企画・構成を担当し続けるベテラン放送作家の石田章洋氏が、少ない労力で「説明上手になるコツ」について解説します。

テレビの情報番組のスタジオで、視聴者に最もわかりやすく説明する方法、それはパネルやフリップなどで図を見せながら説明することです。かつてはVTRがメインだった情報番組も、最近は「パネルで見せる」形式が主流になっています。予算がかからないため始まった形式ですが、実際にやってみると、複雑なものごとの説明は、パネルやフリップで行ったほうがわかりやすいのです。

ビジネスでの説明も、図などを見せながら行ってみましょう。いまはノートパソコンやタブレット端末といった、見せるための便利なツールがあります。それらを活用して「見せる」説明をすれば、圧倒的に短く伝わります。

また、わざわざパワーポイントなどで凝った図をつくらなくても、ホワイトボードに簡単な図解を施して説明してもよいです。

作業の流れを図で説明する「フロー図」

あなたは、あるテレビ制作会社の特番担当チームに、スタッフとして参加することになりました。その最初のミーティング。プロデューサーから作業の流れや分担を、次のように口頭で説明されて、あなたは理解できるでしょうか?

【あるプロデューサーからの指示】
「今回の特番は、3月から5月までの3カ月で仕上げなければならないからな。まずは資料を集めないと。リサーチだけど、これはアシスタントディレクターのAくんとBくんでやって。3月末までに必要な資料を集めて、あとでロケも手伝ってね。それと、並行して台本もつくり始めないと。時間がないから、放送作家のCさんは、Aくんが集めた資料の中から書き始めて。4月いっぱいにはすべて書き上げてよ。あと、ディレクターのDさんは、Cさんの台本があがった分からロケに出てね。4月半ばから5月半ばまでロケして、それから編集作業に入ってね。編集マンのEくんをつけるから、ロケ中は手伝ってもらって、ロケが終わったら編集に専念してよ」

いかがでしょう。とてもではありませんが、頭の中で整理できませんよね。おそらくメモを取ることも難しいでしょう。

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