ガザから来日した女性起業家が訴えたい言葉

人間の価値を感じる自由な未来をつくりたい

ガザではイスラエルやアメリカへの抗議行動が活発化している(写真:GARDEN Journalism)
さまざまな社会問題と向き合うNPOやNGOなど、公益事業者の現場に焦点を当てた専門メディア「GARDEN」と「東洋経済オンライン」がコラボ。日々のニュースに埋もれてしまいがちな国内外の多様な問題を掘り起こし、草の根的に支援策を実行し続ける公益事業者たちの活動から、社会を前進させるアイデアを探っていく。

ガザ戦争以来の緊張関係にあるハマースとイスラエル

トランプ大統領がエルサレムへの大使館移設の発表をして以来、ガザではイスラエルやアメリカへの抗議行動が活発化。占領を続けるイスラエルに抗議し、パレスチナ難民の帰還を求めるデモなども相次いでいます。ガザを統治するハマースとイスラエルの間での緊張関係も高まっています。断続的にイスラエル国防軍によるガザへの空爆などもあり、ガザ保健省の発表では、今年3月末からこれまで亡くなったパレスチナ人の数は170人以上、負傷者は1万8000人を超えているといいます。2014年に大規模な戦闘に発展したガザ戦争以来の緊張関係です。

本記事はGARDEN Journalism(運営会社:株式会社GARDEN)の提供記事です

そんな中、2018年9月、パレスチナ・ガザから女性起業家マジッド・マシャラウィさんが来日しました。

マジッドさんは、GARDEN Journalismが以前取材した(「ガザで起業支援!次世代を担う若手起業家と見るガザの未来」)、ガザなどで起業支援をしている「Japan Gaza Innovation Challenge〔現・一般社団法人ソーシャル・イノベーション・ワークス(Si-Works)〕」が2016年にガザで開催したビジネスコンテストの優勝者です。

イスラエルによる封鎖の影響による建築資材不足への解決策として考案した、灰を使ってコンクリートブロック「Green Cake」を作る取り組みは、ビジネスコンテストで優勝した後、日本企業「株式会社前田建設」の技術指導の支援を受けて製品改良を重ね、2018年には大量生産できるまでに成長しました。また、最近では、深刻な電力不足に悩むガザのために、太陽光発電事業も始めました。

※「Green Cake」について、詳しくはこちらのリンクをご覧ください。

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